マンションやアパートのオーナー様にとって、居住者のクレームは少しでも早く対応したい問題かと思います。特に水回りは生活に直結する分、家の中でも不便を強く感じやすい部分です。
このページでは一部の賃貸マンション・アパートで採用されている風呂・トイレ・洗面ボウルが一体の3点式ユニットバスの中のトイレを交換することに話題を絞って書いています。
この風呂・トイレ・洗面ボウルが一体の3点式ユニットバスのトイレ交換なのですが、対応する修理業者が多くないと聞いております。
業者探しをしっているかたは、お気軽にお問い合わせください。
3点式ユニットバスのトイレ交換が水道修理業者にとって対応しにくい理由
・3点式ユニットバスについて
理由の説明の前に、3点式ユニットバスについて簡単に説明します。
3点式ユニットバスは浴槽・トイレ・洗面ボウルを1か所にまとめて設置した設備です。
1980〜90年ごろ、30数年ほど前よりアパートやマンションに多数導入されていたと記憶していますが、現在では、風呂・トイレが分かれているお部屋のほうが主流になっています。
・3点式ユニットバスに対応している水道業者が少ない理由
3点式ユニットバスのトイレ工事は対応している水道業者が少ないといわれています。水道業者が工事を受け付けない理由のうち、最も大きなものは「適合する便器・トイレタンクがわからない」というものです。
修理業者がトイレ交換をする際には交換前のトイレの型番から寸法を調べ、適合する便器やトイレを取り寄せる必要があります。ユニットバス設置当時の製品はすでに廃番にななっているものも多いですし、トイレの中には型番が記載されていないトイレタンクや便器が使用されていることもあり、適合する部品を見つからないのです。
・適合しない製品を付けた場合のリスク
適合しない製品(便器・トイレタンク)を無理に取り付けた場合に起きることとして、3点式ユニットバス内で採用されているトイレタンクが壁面についている「平付きタンク式」を例にして説明すると、平付きタンク式のトイレタンクは、トイレタンク自体の重量とタンク内の水の重量、15㎏程度を数本のネジで支え続けています。もし、適合しないタンクを取り付けてしまうと、トイレタンクが落ちてトイレタンクだけでなく便器も破損する、といった恐れがあります。
練馬区の賃貸マンションで3点式ユニットバスのトイレ交換をした工事例
練馬区のマンションを管理する管理会社の方から「ユニットバス内のトイレ便器がヒビ割れたので交換見積もりをお願いします」とメールフォームよりお問い合わせくださいました。
ご担当者様は「オーナーから『人が住んでいて長い間トイレが使えない状況を作りたくない。まずは交換や修理での対応を検討してほしい』と要望があり、貴社へお見積りを依頼しました」とオーナー様からの要望も踏まえての対応を依頼されました。
写真を見た限りでは、便器の交換のみで対応可能なようでした。そこで適合する便器を当社で調べたところ、無事適合する便器を見つけることができました。ご担当者には早速、「適合する便器が見つかった」とメールにてお見積りを作成し、オーナー様から作業許可をもらえるようにお願いしました。
数日後、ご担当者より「作業許可が下りたので居住者の方と日程調整をお願いします」と回答があったので、居住者の方に都合の良い日程を確認し、訪問日時を設定しました。
当日、便器を持って交換予定のマンションのお部屋に向かいます。
お部屋に入室し、早速ユニットバス内のトイレを確認します
目視でも便器の足元に亀裂があることは確認できたので、居住者様・管理会社のご担当者のご両名に作業開始を伝えてから、作業に取り掛かります。ウォシュレット付きの便座を外し、持ってきた新しい便器に交換します。持参した便器は問題なく設置完了し、ウォシュレットも問題なく取り付けることができました。
作業後、居住者の立会いの下、トイレとウォシュレットが使用可能であることを確認しました。担当者様には、作業完了連絡と共に作業前後の写真を添えた作業完了メールを送付しました。
ご担当者からも「ユニットバス内トイレの交換対応する業者は少ないので、またお声がけします」と嬉しいお声を頂きました。
終わりに
ここまで、3点式ユニットバスのトイレの修理に対応する水道業者が少ない理由と、練馬区の3点式ユニットバス内のヒビが入った便器を交換した事例をご紹介しました。
3点式ユニットバス内のトイレは、紹介してきたように交換・修理に対応していない業者も多いです。当社は業者が見つからずにお困りのお客様に対し、積極的にサービスを届けていきたいと考えておりますので、どうかお気軽にお問い合わせください。