風呂・トイレ・洗面ボウルが一体の3点式ユニットバスをご利用のアパートで、タンクの蓋を落としてタンクが割れてしまったことをきっかけにトイレを交換した事象をご紹介しております。
3点式ユニットバスは毎日使う水回りが集約されている分、経年劣化の影響が大きく出やすい設備です。気を付けて使っていても、ちょっとしたことで破損してしまうこともあります。
修理事例
お問い合わせまでの経緯
板橋にあるアパートのオーナー様より「住んでる人のトイレのタンクが壊れたから見積もりをしてほしい」とお電話にてお問い合わせがありました。
詳細を聞いてみると、どうやらオーナー様は居住者の方と交流があるようで「今日アパートに住んでる人が直接訪ねてきて『トイレのタンクに芳香剤を入れるために、片手でトイレタンクの蓋、片手に芳香剤を持って、タンク内に入れようとした時、手を滑らせて蓋を落としてしまって、水を流すレバーのあたりが割れてしまった』と報告をもらいました。
それで、水回りのことも普段頼んでる修理屋さんにお願いしたんだけど『申し訳ないのですが、ユニットバスのトイレは扱ってないんです』とあっさり断られてしまいました。困ってしまって、居住者の人にも手伝ってもらって2人で対応してもらえる水道屋さんを探しておたくに電話したんです」とここまでの経緯をお話しくださいました。
見積もり
当社から、破損したトイレの写真を確認させてくださいとお願いしたところ、オーナー様は電子機器を使うのは難しいとのことで、居住者の方がトイレの写真をメールフォームから送ってくださいました。
写真を確認すると蓋は壊れていませんが、タンクの水を流すレバー付近に亀裂が入っており、水が漏れているように見受けられました。
タンクの交換は必須ですが、便器や便座も古いモデルということもあるため、今後の修理を減らせることや、黄ばみが目立つことから、トイレ全体を交換することで清潔感あるトイレになりますとご案内しました。
オーナー様はタンクのみの交換と、トイレ全体の見積もりを比較したいとのことで、タンクのみの交換と、トイレ全体交換の2種類の見積もりを作成し、メールにてお送りしました。
その後、オーナー様から何度かお問い合わせがあった後、トイレ全体での交換にて作業のお申し込みを頂きました。
交換作業
取り寄せたトイレが届いたので、オーナー様に作業可能であることを伝え、居住者様と日程調整を行って、現地に向かいます。
お部屋に到着すると、オーナー様と居住者様の2名の立会いで作業することになりました。といっても、作業に変更はありません。破損したトイレタンクと便器を取り外し、便器の下の汚れやトイレタンクの裏を掃除してから、新しいトイレタンクと便器、便座を取り付け、洗浄管でトイレタンクと便器を接続します。
交換作業が完了した後、立ち会ってくださったオーナー様と居住者様と一緒にトイレが正常に試用できるかを確認しました。接合部や便器の足元からの水漏れもなく、正常に使用できることを確認できたので作業は完了となりました。
交換後
交換後、オーナー様からは「普段お世話になってる水回りの業者に『ユニットバスのトイレ交換はやってない』と言われた時はびっくりしたけど、やってくれるとこがあってよかった」と、ひと安心といった様子でお話しくださいました。
居住者様は「私が蓋を落としてタンクを割ってしまったとはいえ、新しいトイレになると清潔感があって嬉しいです」とご満足いただけた様子でした。
おわりに
ここまで3点式ユニットバスのトイレをトイレタンクの破損をきっかけに交換した事例をご紹介しました。アパートやマンションのオーナー様にはお付き合いのある水道修理業者がいるとは思いますが、場合によっては3点式ユニットバスのトイレに対応していない場合があります。
多くの水道修理業者が対応できない理由に、3点式ユニットバス向けのトイレタンクや便器が廃番になって適合するものを見つけられない、という理由があるのですが、当社は廃番になったトイレや品番・メーカーが不明のトイレの交換に数多く対応しております。
何かの時はぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。